観自在王院跡(かんじざいおういんあと)とは、岩手県の平泉に藤原基衡の妻が建設した寺院跡。

境内跡は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)の一部として国の特別史跡、庭園は「旧観自在王院庭園」(きゅうかんじざいおういんていえん)として国の名勝に指定されている。2011年(平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された。

概要

毛越寺に隣接している。1189年(文治5年)以後は荒廃し、水田となっていた。

約160×260mの南北に延びる寺域の北部に2つの阿弥陀堂があり、中央部に園池があった。その寺域にある平安時代末期の庭園は1973年(昭和48年)から1976年(昭和51年)にかけて発掘・復元されている。数少ない平安時代の庭園遺構として評価されている。

文化財

特別史跡

  • 毛越寺境内 附 鎮守社跡 - 1922年(大正11年)10月12日、史跡に指定。1952年(昭和27年)11月22日、特別史跡に変更。2005年(平成17年)7月14日、追加指定および名称変更。

名勝

  • 旧観自在王院庭園 - 2005年(平成17年)3月2日指定

世界遺産

  • 「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つ。2011年(平成23年)6月26日登録。

出典

関連項目

  • 日本の世界遺産
  • 世界遺産の一覧 (アジア)
  • 日本の特別史跡一覧
  • 北海道・東北地方の史跡一覧
  • 日本国指定名勝の一覧
  • 岩手県の観光地
  • 東北地方にある日本庭園の一覧

外部リンク

  • 平泉の文化遺産
  • 毛越寺 関連史跡


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