ラピッドオレンジ(Rapid Orange、2003年3月5日 - 2016年4月13日)は日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍に2008年のTCK女王盃。
戦績
競走馬時代
2005年8月14日、札幌競馬場芝1800メートルの2歳新馬戦でデビューするも先行したベストストーリーを捉えられず2着に敗れ、2006年1月21日の京都競馬場での未勝利戦で馬群中団から抜け出し、3戦目で初勝利を挙げる。東上して3月11日の中山競馬場でのアネモネステークスではアサヒライジングの3着、牝馬クラシック路線とは無縁に終わって以降1年余は条件クラスでレースを続ける。その間の2007年、藤原英昭厩舎から小笠倫弘厩舎に移籍する。
6月16日、函館競馬場での3歳以上500万下で、この日9連対を達成した藤田伸二を鞍上に3勝目を挙げる。9月札幌の道新スポーツ賞で4勝目を挙げたのち準オープン戦を経て年明け2008年1月16日、大井競馬場のTCK女王盃に出走。レースでは好位を進んで最後の直線で伸び、2着のデアリングハートに1馬身差の勝利で重賞初挑戦で初制覇を果たし、管理する小笠にも重賞の初タイトルをもたらした。続くエンプレス杯は6着に終わり、その後マリーンカップ2着、スパーキングレディーカップ5着、ペルセウスステークス11着、クイーン賞4着と勝ち切れず、2009年のTCK女王盃でヤマトマリオンの4着に敗れたのを最後に、1月29日付けでJRA競走馬登録を抹消され現役を引退した。
引退後
引退後は社台ファームで繁殖入りしたが、オープンまで勝ち上がる産駒を出すことが出来ないまま、2016年4月13日に死亡した。13歳没。1年前に母のオレンジピールが死亡したばかりであった。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comおよびJBISサーチ、地方競馬全国協会に基づく。
繁殖成績
血統表
- 母オレンジピールの半姉に札幌3歳ステークス優勝馬メローフルーツ。祖母バッフドオレンジの半妹にティファニーラスがおり、ティファニーラスの系譜からはヤマニンメルベイユ、ヤマニンキングリー、ヤマニンシュクルなどが出ている。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post




