補綴(ほてつ、英: Prosthesis)とは、歯科において、身体の欠損した部位の形態と機能を人工物で補うことを指す。 診療科によって呼称が一定せず、体の中に埋入する医療用具はプロテーゼ(独:Prothese)、体の表面に取り付ける人工物はエピテーゼと呼ばれることもある。
歯学においては、たとえば歯冠や歯の欠損を、義歯、クラウン、ブリッジなどの人工物を用いて修復することを指す。また、歯牙だけでなく、顔面補綴のように義眼や義耳、義指といった審美的なものや、口蓋裂の閉鎖といった機能的な回復も指す。
人工骨や人工臓器、義眼、入れ歯などのインプラントも種類によってはプロテーゼと呼ばれる。美容外科において、豊胸手術に使われるシリコンバッグ、隆鼻術として鼻を高くするシリコン樹脂板やアゴなどのプロテーゼもある。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 日本補綴歯科学会 編『歯科補綴学専門用語集』(第3版第3刷)医歯薬出版、東京都文京区、2011年2月20日。ISBN 978-4-263-45627-9。
関連項目
- 義肢
- 補綴科
- 歯科
- 歯学
- 歯科補綴学
- 歯科医師
- 3次元コンピュータグラフィックス、3Dプリンター - 導入によって、動物の歯・嘴・甲羅などの補綴も行われている。
外部リンク
- 日本補綴歯科学会
- 日本顎顔面補綴学会




